船はしばし停泊し、出航する。 だが、戻ってくる、嵐を突っ切り。 半年もたたぬうちにおれも現れる、 また立ち去るため、半年の不在のため。 みな戻ってくる、よき友たちのほかは、 いとしい、誠実な女たちのほかは。 みな戻ってくる、いてほしい者のほかは。 ぼくは運命を信じない、自分はなおのこと。 ぼくも信じたいんだ、そうではないんだと、 船を焼き払うことはすぐ流行らなくなると。 ぼくは、もちろん、友と夢につつまれて戻る、 ぼくは、もちろん、歌う、半年もたたぬうちに!