さあ、手の震えも消えた
さて、上をめざそう!
さあ、恐怖も谷底へ落ちた
永遠に、永遠に
立ち止まる理由なんかない
進むぞ、滑りながらも
この世に頂点はない
登り切れない頂点なんか
数ある未踏の道の
せめて一つは俺のもの
数ある未踏の頂点の
せめて一つは俺のもの
ここに倒れた人たちの名を
雪が隠してる
未踏の道の数ある中で
一本は俺のもの
青っぽい氷の輝きに
全斜面が光る
誰かの秘密の足跡を
固い石が明かさない
俺は自分の夢を見る
山々の頂上高くに
そして固く信じる、純粋さを
雪と、そして言葉のそれを
少なからぬ時よ流れよ
それでも俺は忘れない
この場所でこそ疑いを
自分の中から叩き出した
その日、水が囁いてくれた
『成功を、いつもね !』
あれは、何曜日だったっけ?
ああそうだ——水曜日
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